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2018年 10月 27日
大井田城跡 (新潟県十日町市)
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大井田城跡(新潟県指定史跡・十日町市)

 一部のマニアな方々にお送りする久々の「新田氏関連史跡探訪」シリーズ!今回は、越後の新田一族・大井田氏の居城を訪ねる旅さね。

 1333年(元弘3年5月)新田義貞公が150騎余りで生品神社で挙兵し、その義貞軍に(現在の高崎市八幡荘付近でとされる)約2000騎で援軍に加わった越後の軍勢。その越後新田軍の棟梁が新田氏の一族・里見氏の流れをくみ、妻有(現在の十日町市・津南町周辺)に進出・土着していた大井田氏だったんさね。大井田経隆・氏経親子は鎌倉攻めでも新田軍の大将として活躍し、建武の新政以後は、経隆の次男、大井田氏経は義貞公と各地を転戦、1336年(延元元年)足利尊氏・直義兄弟と、備中福山城でわずか2000騎で九州から攻め上がってきた足利直義20万の大軍を迎え撃って奮戦したり、越前に転戦した義貞公を救援すべく越後で2万の兵を集めたんだけんど、合流前に義貞公が戦死の報を受け援軍は瓦解。その後は嫡男・義宗を庇護し、彼に従い、北朝方の信濃守護小笠原貞宗・関東管領上杉憲顕を大井田城で迎え撃ってるで。子孫は、あの上杉景勝にも従ったっつーで。

 『太平記』でその大井田氏が初めて登場するんは 巻十「新田義貞謀叛事付天狗催越後勢事」さね。その部分はこんな感じさね。
新田義貞謀叛事付天狗催越後勢事
(前略)
同五月八日の卯刻に、生品明神の御前にて旗を挙、綸旨を披て三度是を拝し、笠懸野へ打出らる。相随ふ人々、氏族には、大館次郎宗氏・子息孫次郎幸氏・二男弥次郎氏明・三男彦二郎氏兼・堀口三郎貞満・舎弟四郎行義・岩松三郎経家・里見五郎義胤・脇屋次郎義助・江田三郎光義・桃井次郎尚義、是等を宗徒の兵として、百五十騎には過ざりけり。此勢にては如何と思ふ処に、其日の晩景に利根河の方より、馬・物具爽に見へたりける兵二千騎許、馬煙を立て馳来る。すはや敵よと目に懸て見れば、敵には非ずして、越後国の一族に、里見・鳥山・田中・大井田・羽川の人々にてぞ坐しける。義貞大に悦て、馬を扣て宣けるは、「此事兼てより其企はありながら、昨日今日とは存ぜざりつるに、俄に思立事の候ひつる間、告申までなかりしに、何として存ぜられける。」と問給ひければ、大井田遠江守鞍壷に畏て被申けるは、「依勅定大儀を思召立るゝ由承候はずば、何にとして加様に可馳参候。去五日御使とて天狗山伏一人、越後の国中を一日の間に、触廻て通候し間、夜を日に継で馳参て候。境を隔たる者は、皆明日の程にぞ参着候はんずらん。他国へ御出候はゞ、且く彼勢を御待候へかし。」と被申て、馬より下て各対面色代して、人馬の息を継せ給ける処に、後陣の越後勢並甲斐・信濃の源氏共、家々の旗を指連て、其勢五千余騎夥敷く見へて馳来。義貞・義助不斜悦て、「是偏八幡大菩薩の擁護による者也。且も不可逗留。」とて、同九日武蔵国へ打越給ふに、紀五左衛門、足利殿の御子息千寿王殿を奉具足、二百余騎にて馳着たり。是より上野・下野・上総・常陸・武蔵の兵共不期に集り、不催に馳来て、其日の暮程に、二十万七千余騎甲を並べ扣たり。(攻略)
(すずき@東毛の思いっきり意訳)
 五月八日の朝六時頃、生品明神の前で旗上げをして、綸旨を披いて三度拝んだ後、笠懸野へ打って出た。(中略)その時の軍勢は僅か百五十騎に過ぎず、この軍勢では仕方ないかと思っていたところ、其日の夕方に2千騎程の軍勢が甲冑を着て、馬煙をあげてやってきた。うわぁ敵か!?と思い見ていたが、敵ではなく越後の一族の、里見・鳥山・田中・大井田・羽川の人々だった。義貞は喜び勇んで、「(討幕の挙兵は)前々から計画してたのだけど、昨日今日の話とは思ってなかった。突然決心してこのようになってしまったので、あなた方にそのことを知らせる間もなかったのに、どうやってこのことを知ったのです?」と越後勢に聞くと、大井田遠江守が馬上にて申すには「大義をご決心されたと聞いて、馳せ参じました。去る5日、使いだと言って、一人の天狗山伏が、越後の国中を一日の間に触れ回ったので、急いで駆けつけた次第です。遠境の者たちはきっと明日参るでしょう。他国へ攻め入るのは少々お待ちくださいますよう」といった。後陣の越後勢ならびに甲斐・信濃の源氏たちが、家々の旗を立てて、5千騎余りで駆けつけた。義貞・義助は大いに喜んで「これもみな八幡大菩薩のご加護によるものである。さぁ出発だ」と、同9日に武蔵国に打って出た。紀五左衛門が、足利高氏のご子息の千寿王殿を奉じて、2百騎とともに馳せ参じた。次いで上野・下野・上総・常陸・武蔵の兵が次々と集まり、その日の暮れには総勢20万7千騎となったのである。

 討幕の旗を挙げたとはいえ、わずか150騎だった義貞軍に、その日のうちに八幡荘で、馬煙を上げてやってくる大軍団。うわ!!やべぇ敵か!!?と思ったら、それがはるばる越後からやってきた大軍勢の援軍登場!なんて、まるで少年〇ャンプの漫画のようなドラマチックな展開。そんな大井田氏の大井田城跡が、十日町市にあるってゆうんで行ってみたで。

b0004675_15403544.jpg 10月21日爽やかに晴れた秋の日。関越道を北上して、六日町ICから山を越えて十日町へ。まずは十日町市博物館に寄って、新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器(国宝):火焔型縄文式土器を見物。中世のコーナーに大井田城の詳細と復元模型があったんで、ちっと知識をつけてから現地に行ってみんべぇか。
b0004675_15403183.jpg その前に、腹ごしらえ。十日町は越後名物の「へぎそば」の発祥の地っつーことなんで、小嶋屋本店さんで「へぎそば」を食ってみたで。いやぁフツーのそばより歯ごたえがあってうんめぇし、なんだか腹持ちもいいやぃ。薬味はワサビじゃなくって辛子なんだと。


 小嶋屋さんから国道117号に出て、中条小学校の交差点を東へ。大井田城跡は、標高約300mぐれぇの丘陵の上にあるんさ。途中で「大井田城跡←」の印の分岐があり、そっから上り道。そこまでの道は1車線分で舗装はされてるけんど、脇に側溝があって、落ち葉があるとわかりづれんで行ぐ人は注意してくんない。国道から10分もかからねぇかな。

 道路終点に、車が置けるスぺ―スがあって、説明板が設置されてるで。
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現地説明板

b0004675_15402386.jpg そっから山頂まで、徒歩で登ってぐ。よく整備され、下草もきれいに刈り取られてて、2分もあれば山頂まで到着するで。オレは山城の構造は不勉強なんで、よくはわかんねんだけんど、土塁や虎口かと思うところがあらいね。


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山頂へ

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山頂(主郭部)の石碑群
大井田経隆・氏経親子の石碑とその家臣の忠魂碑

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眼下に見えるのは信濃川

 行ってみてわかったことは・・・いやぁ大井田城、なっから遠い。それに南に聳える上越国境の山々が高くて厳しすぎ。『太平記』では討幕挙兵の知らせを天狗山伏が触れ回ったことにしてるけど、八幡荘で合流したんが史実だとすっと、そこで越後の一族が援軍として合流するんなら、すげぇ綿密な討幕計画を練って、予め相当前に伝達しなきゃだめだんべ。山越えする越後軍の兵站の問題がまっさか大変だしね。義貞公没後も、この地で嫡男の新田吉宗を匿っていたとか。その後の南北朝時代の展開の一端を担ってたんは、この山城だったんだんべなぁ。

b0004675_0545276.gif 大井田城跡 (Yahoo!ロコ)


(参考文献・サイト:いずれも2018年10月27日アクセス)
『太平記』(巻十)
【県指定文化財】大井田城跡(おおいだじょうせき) 十日町市公式 
十日町市博物館 中世に「大井田城」の記載あり
 

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by dr_suzuki | 2018-10-27 15:51 | 群馬を離れて | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 24日
世のちり洗う 四万温泉
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世のちり洗う 四万温泉

日曜日、実は初めての四万温泉に行ってみたで。
「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のデザインとなったっつー
積善館に泊まったで。ちょうどこの日は十三夜だったんさ。
古の湯治場の風情の残る旅館でまぁず趣があったぃねぇ。
全室禁煙だし、温泉も料理もおーか良かったで。

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翌日は、奥四万湖へ。
いやぁ四万ブルーとゆわれる空よりも蒼いコバルトブルーの湖がすんばらしい。
群馬県指定天然記念物の「四万の甌穴」を見物し、
クラフトビールの四万温泉エールも購入。

いやぁ充実した休暇だったぃ。
ぜひまた四万温泉行ぎてぇね。

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by dr_suzuki | 2018-10-24 13:22 | ぐんま | Trackback | Comments(4)
2018年 10月 14日
2018 J3: 第27節 vs. アスルクラロ沼津
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前半37分 高橋のゴールで先制!
今日は両毛線→前橋駅からシャトルバスで/試合開始!勝てば2位浮上!/漢・高橋のゴール決まる!
死闘は2-2のドロー/2位になれず/19:30キックオフだとラーメン屋も景勝軒ぐれぇきゃ開いてねんさ

 午前中渋川伊香保温泉トレイルランに出場→帰宅して午後は家の芝刈り→そして夜は3ヶ月ぶりのザスパ観戦!
 鹿児島が負けたんで、勝てば昇格圏の2位に躍り出ることができた一戦。
 高橋のゴールで先制するも、後半ミスが重なり逆転され、大島が押し込んで同点。
 後半アディショナルタイムの猛攻を仕掛けたが凌がれて逆転ならず。順位も4位のまんま。

 今日は負けなかったけんど、勝てなかった。
 でも決着はまだついてねぇやぃ。
 残り試合、一戦必勝しかねぇやぃな。

b0004675_1349516.gifザスパクサツ群馬 2-2 アスルクラロ沼津
現在4位 (13勝5分8敗:勝点44、得失点差+3)


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by dr_suzuki | 2018-10-14 23:59 | ザスパ | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 14日
渋川伊香保温泉トレイルラン2018 【8.5km】
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伊香保といえば石段ですよ!

 6月の八王子丘陵ファントレイルがすっかりヘタレな結果だったので、もうトレイルランをする歳じゃないのかなと思っていたのだが、夏場のランニングのモチベーションを上げるべくトレイルラン大会を探す。実は昨年、渋川伊香保トレイルラン2017にエントリーしていたのだけど、台風襲来ため荒天中止になった。今年はコース変更があって8.5㎞の部ができた。(昨年エントリーしていたのは13㎞(ミドル)だった。)8.5㎞なら、さほど心身へダメージも負うことないだろし、まぁ老体にはこのぐらいがちょうどいいだろう。数えたらトレイルラン大会の参加もちょうどこれで10戦目だ。・・・とはいえ今年の夏は猛暑で、おまけに左ハムストリングを痛めてしまって、十分に走り込めなかった。そう、みんな猛暑のせいだ(笑)

 10月14日、朝6時に家を出発。高速飛ばして久しぶりに渋川来たら、関越道渋川伊香保ICの周辺に新しい道がいっぱいできててびっくりしたね。7時過ぎに会場の渋川総合公園着。うーん結構肌寒いぞ。天気予報は「弱い雨」だったが、雲の切れ目からところどころ青空が見えるが概ね曇天。まぁ雨が降ったり、晴れて暑くなるよりはいいか。でも夜半に雨が降っていたので、コースが濡れ落ち葉で滑りやすくなってるんだろうなぁ。指定された駐車場が一番標高が低くて、受付場所への往復(結局2回してしまった)だけでも結構脚に来る。同じく8.5㎞の部に参戦の(勝手にライバルと決めている)転勤で群馬から離れてしまったランニング娘・Mさんと現地で合流。「いやぁ転勤で、引っ越しやらなんやらで全然走れてませんよ!今日はゆっくりと行くつもりですから!」などと言っているが、彼女のいつもの常套句なので気にしないでおく。オレは出走時間までウォームアップするよりも、ingressして時間を潰すダメなランナーです(笑)


b0004675_13132711.jpg 午前9時、16㎞の部と同時スタート。渋川総合公園から、上りのロードで温泉街へ。じわじわハムストリングに効く。2㎞地点あたりまではMさんになんとか着いていけたのだけど、温泉街入口あたりでちぎられてしまい・・・2度と彼女の姿をみることはなかった(´Д` )


b0004675_13132956.jpg コースには有名な伊香保の石段(上の画像)も入ってた!
 改築中の伊香保神社の脇から、階段をひたすら上る。・・・いやぁ長い!いつ終わるんだ?この階段(´Д` ) ただ歩幅が八王子丘陵の階段よりは、自分の歩幅にあってたのが救いだな。


b0004675_13133279.jpg 伊香保リンクに出る。やっとしばらくフラットなコースに。エイドでは温泉まんじゅうがあったよ。


b0004675_13182659.jpg 先に進むと、8.5kmと16㎞の分岐。8.5㎞の部は、またもだらだらとトレイルを上り。つつじヶ丘休息所の下からは今度はトレイルの下り。濡れ落ち葉に気をつけ、滑らないように慎重に下っていく。急なところもあるけど、なかなかいいコースじゃないですか!
 森林学習センターのところから、再びロードで渋川総合公園へ。脚が無事だったので、ここでがんばってキロ4分半で走って、5人を抜けた。トレイルランなのにロードで抜いてどうするんだと(笑)お思いでしょうが、年取ると最後にそんなパワーが残ってるのもうれしいもんなのよ。


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半分よりちょっと遅い順位でゴール!(Mさん撮影)
ちゃんとひとりひとりゴールテープを張って
切らせてくれる心遣いがうれしいね

 ゼッケンについてた計測チップを外してくれたボランティアの方が、偶然にもinstagram仲間のkuribaraさん(2016年以来の再会)だったのでびっくり!
 Mさんはオレより約15分も速い、女子の部で上位の成績!いやぁ足元にも及ばない見事な完敗なんですけど、彼女だんだん速くなってねぇか?
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いただいた完走賞品の数々。焼きまんじゅうもいただきました。
このほかに参加賞の「てぬぐい」もあります。

b0004675_13133626.jpg 帰りは伊香保グランドホテルの黄金の湯に寄って汗を流し、游喜庵でカレーうどんを食う。せっかく汗を流したのに、カレーうどんが辛くて、無駄に汗をかいてしまったよ。

 今日は午前中はトレイルラン、午後は庭の芝刈り、そして夜は正田醤油スタジアムでザスパ観戦というハードスケジュールだぜ(笑)


 スタッフの皆さま、お疲れ様でした&ありがとうございました。今年は台風にも見舞われず無事開催されて良かったと思います。8.5㎞は身体へのダメージはさほどでもないので、入門者&ご老体(笑)向けに来年以降もぜひこの部門を残してください。

渋川伊香保温泉トレイルラン(公式)
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by dr_suzuki | 2018-10-14 16:06 | ぐんま | Trackback | Comments(0)