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2018年 09月 26日
みみだれ地蔵(太田市安養寺町)
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みみだれ地蔵(太田市安養寺町)
なんとも奇妙な風情の地蔵様だぃなぁ

 この夏も太田市主催の「おおたんの史跡探検スタンプラリー」で安養寺の明王院に行ったときに、いつもと違って亀岡のほうの路地から行ってみたんだけんど、明王院東の路傍に屋根に覆われたなんだか妙な石仏を発見したで!

b0004675_19514485.jpg そばに「耳だれ地蔵」の札が立ってて、その裏(西側)には「はえぬき地蔵」と書いてあるで。(「はえぬき地蔵」側は撮影を失念)二つ名がある地蔵様ってことなんかな。結構風化が厳しくって、銘もなんも読めねぇし。


 家に帰ぇって「尾島町の石造遺物」(1978)を見てみたんだけんど、この地蔵様と思われるもん載ってねぇし。じゃあ「尾島町誌」には載ってっかなぁと思ってたんだけんど、図書館に行ぐ機会がなかなかなくって、9月の連休にやっと思い立って図書館に行って調べてみたで。

 「尾島町誌」通史編 上巻 (1993)を調べっと、信仰の項目にあったで!みみだれ地蔵!
 じゃあ773ページのみみだれ地蔵のとこを頑張って打ち込んでみんべぇか。

みみだれ地蔵
 安養寺字森東に祀る地蔵さまは「みみだれ地蔵」とか「生えぬき地蔵」と呼ばれている。軽石(石安山岩)に半肉彫りされ、錫杖を持った地蔵様で、耳が大きくかなりたれ下がっている、みみだれ地蔵の呼び名もここから生まれたものであろう。また、この地蔵様は、ある日突然に土中からはい出るように上半身を現したと伝えている。昔のこと、村の房五郎という人がこの地蔵様を掘ったところ、いくら掘っても足もとまで掘り切れない。そのうちに半身が痛み出し、動くことも口を聞くこともできなくなってしまったという。まさに生えぬき地蔵であったのである。この地蔵さまは摩滅がひどく、銘文が読みとれないが、中世の頃のものといわれている。
 縁日は四月二十三日と十月二十三日で、かつては幟も立って賑やかであった。耳の病気にご利益があるといわれる。東コウチで祀っているが、埼玉県の方からも参詣者がくるという。
 やっと札に2つの名が書いてある理由がわかったで。房五郎さんは、熱中症か脳卒中にでもなったんかねぇ。しかし石造遺物の本にはどうしてこの地蔵様は載ってねんだんべか?

 来年も「おおたんの史跡探検スタンプラリー」があったら、明王院行ったときにぜひ探してみてくんない!

 みみだれ地蔵 (Yahoo!ロコ)

【参考文献】
 尾島町誌 通史編 上巻 p773 尾島町誌専門委員会編 1993

by dr_suzuki | 2018-09-26 19:55 | 東毛(+両毛)漫遊 | Trackback | Comments(2)
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Commented by miuっち at 2018-09-26 21:30 x
お地蔵さまと言うより、風化し過ぎて、たぬきの置物みたいになってますね。
そう思うとちょっとユーモラスかも(笑)
Commented by dr_suzuki at 2018-09-27 07:33
▼miuっちさん
現地にはその謂われとか書いた説明板もねんで、見た人はなんだかわかんねぇと思う。特に「はえぬき」の意味が。


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