左・日向山と右・鷹巣山(推定)
今日は菅塩沼の畔の「
菅塩祝人古墳群」を眺めた後、菅塩地区の未登峰である「
鷹巣山(たかのすやま)」に登ってみたで。
新田郡村誌の菅塩邨の項に
鷹巣山 高百廿六丈、亦八王子山ノ一峯ナリ、村ノ東北ニアリ、東方北金井村ニ属ス、松乃雑樹ヲ生ス、登路五町字入口ヨリ上ル
とあり、菅塩の東北にあって、東側の北金井との間にある高けぇ山・・・・つーと、ここだんべなって推定だぃね。
【右図は、カシミール3Dで国土地理院「ウオッちず」公開データに、GPSのルートデータを読み込んだものを引用;フラッグは鷹巣山(推定)山頂】
菅塩沼の周りは、太田市の肝入りの整備が進んでて、(既に荒れ始めてはいるけんど)立派な遊歩道ができてるんさね。
菅塩沼の東側から、遊歩道を歩ってぐと・・・・いきなし「イノシシ注意」かよっ!はぁこの辺にもいっぺぇいるんかな。イノシシと野犬には山中で遭いたかねぇな。(いちよー鈴つけて、無線機からAMラジオを鳴らしてるんさね。)
遊歩道をしばらく登ってぐと、途中に山の上に延びる明瞭な踏み跡がめっかった。上へ登ってぐと、鷹巣山(推定)の南側のピークに出る。ここから北へ進路をとって鞍部を越えて、鷹巣山山頂を目指す。・・・この界隈の山には珍しく、手入れがされてるんか、全然藪がなくって、
快適な山歩きが楽しめるで。しかも樹にはところどころ高けぇところに目印のビニール紐が目立つように巻かれてるんで、道も迷うことはねぇし。新緑の頃、歩ったらいー感じかも。しかも最近ここを歩った人がいるんみてぇだぃね。靴跡が新しいや。オレ以外にも八王子丘陵が好きな人がいるんだな。(笑) あまりきちぃ上りもなく鷹巣山山頂に到着。山頂は山名標もあるわけじゃなく、樹があって、展望もいまひとつのさびしいもんだけんど、木立の合間から菅塩沼や遠くに笠懸野の風景を眺めることがでぎるんさ。西の天王山や北の日向山方面は藪が多いから、菅塩沼からの山歩きを楽しむんは、この山が一番適してるかもしんねぇね。
頂上を後にして北に下ってくると、菅塩と北金井を結ぶ遊歩道に下りられる。オレは今日はそのまんま菅塩沼方面に曲がって下りてきて、途中、東屋脇を通って、最初山へ踏み込んだところに出て、ちょうど一周したかたちだぃね。鷹巣山って名前だから、古くは山に鷹の巣が本当にあったんだんべねぇ。今日は残念ながらカラスしかいなかったけんど。
菅塩沼の脇には植栽されたロウバイが花をつけてたぃね。1年ぶりに
菅塩峠まで行ってみっかと思ったけんど、野暮用があって時間がなかったんで帰宅。また今度だね。(了)
イノシシ注意/ところどころにビニール紐の目印、GoodJob!/木立の合間から笠懸野
鷹巣山(推定)山頂/遊歩道に下りた/遊歩道途中の東屋(ほとんど展望なし・・・)
【重要な追記:2009年2月】
太田市教育委員会文化財課で「太田市地籍集成図」(昭和63年)を閲覧させてもらったんさね。
沼の北が確かに小字「入口」。こっから東北に「鷹巣」とゆう小字が延びてて、この山の北側を巻いてらぃね。この山の西南斜面は「高壷」、北金井側の東南側は「西高坪」だったぃね。なんで「鷹巣山」でいーんじゃねぇかねぇ。ただ南西斜面はどうして「高壷」なんか疑問が残らぃね。