小・中八王子山の鞍部に新田郡・山田郡「宮標石」を発見
東山球場そば・観音山の麓の石仏/東山コースの途中には群テレ中継局/受楽寺山門
イノシシ注意?/水道施設/小八王子山の山頂の東屋
中八王子山への尾根道/ヤマツツジ/新緑萌える尾根歩き
大八王子山山頂付近/桜ノ井戸(中八王子山西麓)/金龍寺と七福神
前回、金山の
西山コースを制覇したんだし、残るは東山コースのみ。邑楽町の帰りふと思いつき、トライすこっとにしたぃね。(なんでGPS持ってなかったんさね)
国道122号から松風峠を越えて呑龍様北の市営駐車場に車を停める。東山コースの起点となる受楽寺を目指して歩ってぐと石仏多数。そばの雰囲気よさそうな山道を登ると・・・すぐ終わり、山頂には観世音の石仏(左の画像)。ちょうど東山球場の右翼奥の小山のようだぃね。石仏を拝んで引きっかえす。(ここは、かつて救世山松響庵という寺があったと伝えられている「
観音山」とゆーらしい)
歩を進めて、改めて受楽寺の脇を山へと進む。・・・しかし・・・この東山コース、市民の気軽な散策を目標に作られたんだかしんねぇが、ウッドチップがしかれたような遊歩道べぇなんさ。あまりに整備されすぎてて山の趣がなくなっちまってるなぁ。なんでわざと道を外れてみて、群テレの中継局があるピークなんかを散策したりしたんだけんど、結局元の趣ねぇ遊歩道に戻って北へ。すると、東山公園の親水公園&水道施設に出たぃね。
こっから金山城の前線の砦があった南から
小八王子山(171.8m)・
中八王子山(178.6m)・
大八王子山(182.8m)が聳えてらぃね。この山々を縦走することに決め、まずは小八王子山に登ってみることに。この山には南麓、西麓から登れるんだけんど、どっちもジグザグの実に味気ねぇ遊歩道が山頂まで作られてて(返ってこの道辿って登るほーが疲れるんじゃねぇかと思うんだけんど)、まったく菅塩の山もそうだったけんど、太田市ってゆーのはこうゆう趣ねぇ遊歩道を作るんが好きなんかな。なんで、あえてささやかな抵抗っつーことで、水道施設の東脇から、斜面を登ってショートカットして行ぐことにしたぃね。
小八王子山山頂に到着・・・って東屋はあるし、全然山頂らしくねぇね。近くには太田コミュニティFM(FM TARO)の送信所もあらぃね。
中八王子山への道を探すと、尾根づたいに一条の道が伸びてるのを発見。ここは昔ながらの手が入ぇってねぇ山道。歩を進めっと、鞍部に、いにしえの
新田郡山田郡分界石がひっそり鎮座してるんを発見。歴史ある新田郡山田郡も、はぁ地図上からなくなっちまったよ。しっかしこの中~大八王子山の新緑萌える道は実に快適。ここだけは絶対にあんな遊歩道をつくらねぇでくんな>太田市。 そういや
桐生の八王子山は修験者の信仰の山だったらしいけんど、この八王子山系にはそんな跡らしいもんもめっかんなかったぃね。
大八王子山を過ぎて、下っていくと松風峠がめぇる・・・・ってここが滑落しそうな、なっから急な斜面。下りきったところが比丘尼(びくに)坂筋違城門址。ここにはこういう説明文(右の画像:一部抜粋)がある看板がたってるんさ。「大八王子山矢倉台から石塁空堀がここに達し城門を形成して更に本城へと延びている。終戦後、失対事業でこの貴重な遺構を破壊し、切通しとし松風峠と名付けられた。 昭和55年3月文部省 群馬県 太田市」と、普通穏便な説明文に「
貴重な遺構を破壊」と書ききってるんがすげぇねぇ。
県道金山城趾線に沿って、山を下ってぐと、途中(中八王子山の西麓)に桜ノ井戸の案内があるんで見学。井戸には金魚が泳いでたぃね。そして新田義貞ゆかりの金龍寺に参拝。ここは紅葉シーズンにはかなり「絵」になりそうだぃねぇ。また秋に来てみんべ。
金龍寺
これで金山ハイキングコース、(ほぼ)全コース制覇完了。
金山ハイキングコース (太田市ホームページ)
【2008/5/14追記】
上の新田山田分界石の正式名は、「
宮標石」ってゆーんだそうだぃね。
「やまの町 桐生」さんの
こっちをみてくんなぃ!