桐生市指定重要無形民俗文化財
賀茂神社(桐生市広沢町)「御篝神事」
節分の夜に桐生市広沢町の
賀茂神社 で行われる「御篝神事(みかがりしんじ)」。白装束を身にまとった氏子たちが火を投げ合う
奇祭 だぃね。一度は見てみたかった御篝神事、やっと日曜にあたって見物することがでぎたぃね。
心配してた風も止んで、冷え込みもそれほどじゃなくってよかったぃ。賀茂神社へ行ぐと見物客がいっぺぇ。特に三脚+一眼レフの方々が夥しいのなんの。「今年は日曜なんでいつもよりいっぺぇいるなぁ」って隣にいたオジさんがゆってたぃな。オレも昨年末手に入れたミラーレス一眼レフ「Canon EOS M」を初の実戦投入!・・・だけんど、全く使いこなせずorz 三脚もねぇんで手持ちだし、いきなしの夜のイベントの撮影は無理ってもんだぃなぁ(´Д`)
氏子さんから「福豆」を頂戴したぃ。御篝神事が始まった。太鼓の音頭と一、二、三の掛け声とともに、火の着いた薪が飛び交う。宙を舞う火の粉。火の粉が上から降り注ぐ場合もあるんで、見物には穴があいてもいい服で。化学繊維(フリースなんか)は危険さね。オレは綿の上着を着ていったで。いやぁ東毛じゃおーか珍しい奇祭を堪能したで。
昔は八王子丘陵の菅塩峠を越えて、強戸の村々の連中も見物に来たんかねぇ。
桐生市のホームページ(文化財保護課) より転載
賀茂神社御篝神事は、毎年節分(2月3日)の夜に行われる。起源は明らかではないが、文政13年(1830)の「賀茂神社傳承記」に神事の記載があることから、江戸時代末にはすでに実施されていたといえる。
神事の内容としては次のとおりである。
神事に参加する氏子たちは、揃いの白装束に着替えて昇殿し、半紙を切り抜いた人形に生年月日と名前を記し、これで身体の悪い部分を撫でて、諸病その他の災厄を移す。そして氏子たちは、人形(ひとがた)と共にお祓いを受ける。その後、節分の豆まきを行う(豆は拝殿の外に向かってまき、鬼に扮した氏子が拝殿の外に逃げる)。境内中央に斎竹を立て、これに注連縄を張り、御篝場が設けられる。この中に浄薪を積み上げ、古札・古神棚・古ダルマなども積まれる。やがて神前の斎火が人形を介して、神職により点火されると「御篝」になる。火勢が盛んになるまで、神火を囲み、頃合いを見て、氏子たちは火のついた薪を持って左右に分かれる。両方が見渡せる位置に責任者と太鼓が配されて、すべての準備が整う。
氏子たちは、太鼓の音に合わせて大声を上げながら、火のついた浄薪を対峙する氏子めがけて一斉に高く投げあう。一回にこれを三度繰り返し、約30分毎に3回行う。
このときが最高潮であり、回転しながら弧を描いて飛び交う浄薪からは、無数の火の粉が舞い散り、夜空を焦がして神域に降り注ぐ。
これで「御篝神事」は終わりとなる。
このように勇壮で特異な神事は他に例がなく、まさに奇祭の一つとして位置づけられる。
現在は、「賀茂神社御篝神事保存会」も組織されている。
”境内中央に斎竹を立て、これに注連縄を張り、御篝場が設けられ
神前の斎火が人形を介して、神職により点火されると「御篝」になる”
”火勢が盛んになるまで、神火を囲み、頃合いを見て、氏子たちは火のついた薪を持って左右に分かれる” ”大声を上げながら"(「一、二、三」の掛け声とともに) ”火のついた浄薪を対峙する氏子めがけて一斉に高く投げあう”
"回転しながら弧を描いて飛び交う浄薪からは、無数の火の粉が舞い散り、夜空を焦がして神域に降り注ぐ"
・・・静止画だとこの奇祭もよくわかんねぇだんべから、iPhoneで短けぇ動画を撮影して、YouTubeにも載っけてみたで。初挑戦!さね(笑)
VIDEO
一眼の腕をまっと磨いて、また撮影に挑戦してみっか。