2012年 05月 21日
「寝釈迦」に逢いに、袈裟丸山へ
 新緑の東毛漫遊山歩き、ホーム八王子丘陵を離れて、今回のターゲットは、みどり市最奥の袈裟丸山にしてみたで。この山系の沢入(そうり)の塔ノ沢筋の中腹の不動岩とゆう巨岩に釈迦涅槃像(全長約3.7m)が彫られてて「寝釈迦」とゆわれるそうだぃね。群馬県指定史跡にもなってるんさ。東毛の生んだ幕末の勤王思想家、高山彦九郎の天明2年(1782)の旅行記『沢入道能記』で、寝釈迦のことをこう記しているで。
 (前略)
 沢をこえ、北に高十丈斗の岩山あり壁を立てる如し、是も後ロより上り見るに頂上に寝釈迦をゑる近年の作也、此岩を不動岩と号す、頂上の体左に図す、
 
 (不動岩頂上の寝釈迦の絵;巾と長さを記している) 六七尺 一丈五尺斗

 (後略)
 彦九郎の時代に「近年の作」ってあるんだから、はぁ既に三百余年の星霜を経てるってことだぃね。

 数年前から東毛の石仏を巡ってるオレとしては、こりゃいつかはぜひ一度は見てみなくっちゃなんねぇな・・・と思ってたんだけんど、みどり市のホームページの寝釈迦のページには「寝釈迦に至るためには、時間に余裕をもち、登山靴など軽登山のできる装備を準備した方がよい。また、イノシシやクマと出遭う可能性があるので「クマ鈴」を準備するなど注意が必要。」って書いてあるしorz 一人で行ぐんはちっと不安だしなぁ・・・と思ってたんさ。げきさかのぼるさんに相談したところ、同行を快く引き受けてくれたぃね。あんがと~!

 せっかくこの地域に行ぐんなら、入手したエステーの家庭用放射線測定器「エアカウンターS」で東電福島第一原発事故で飛散した放射性物質を測定してみてぇな。(→この一連の記事の最後にまとめる予定)

 登山は5月20日(日)に決定!意気軒昂に準備を進めていたら5日前に持病の腰痛再発・・・orz 出発当日もまだ痛かったんだけんど、げきさかさんとのお約束を反故にするわけにはいかねんで根性で出発!天候も快晴。絶好の山日和。大間々で落ち合い、国道122号を北へ。沢入の塔ノ沢登山口へと急ぐ。(林道は舗装されてるけど一部荒れてるし、対向車が来たらアウトなほど狭めぇんさ)

 塔ノ沢登山道から寝釈迦までは約2km。その先は花の名所の「賽の河原」、そしてみどり市最高峰の袈裟丸山山頂・・・っつーコースになってるけんど、今日の目標は「寝釈迦」までとゆうことで、げきさかんにエスコートをお願いしたで。(腰痛なんでその先に進む自信もねぇし)

 GPSや無線機で武装し、登山道を放射線測定をしながら上へ上へと進む。新緑がまぁずきれいなんだけんど、予想以上にヤマツツジは咲いてなかったぃねorz 特に厳しいところもねんで、オレみてぇな腰痛ヘタレでも登れるんね。脇を流れる清流、独特の形をした花崗岩?御影石?の岩々が壮観さね。

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塔ノ沢登山口/ヤマツツジ/木橋(やや傷んでいる)
滝/こんな感じの大岩がいっぺぇ屹立/寝釈迦方面案内
新緑萌える/ツツジ/ついに寝釈迦へ(約1時間で到着)
 
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案内板・・・傾いてるし(後ろの白い標識はほぼ垂直に立ってる)

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不動岩・・・この崖上に「寝釈迦」がある

階段がある(ちっと急)んで、そこを登ってぐと・・・
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「寝釈迦」 アッタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
Twitterで「寝釈迦なう」すっかと思ったら、
結構ここは開けてんのにdocomoですら圏外だったぃね・・・orz

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寝釈迦 横から・寝釈迦は西を向いて寝てる
いつ、誰が、どれほどの時間をかけ、そして何のために作ったんか?
謎は深まるべぇだぃね。


b0004675_2146764.jpg信仰の場になってたんか、寝釈迦の近くには
古りぃもんから、新しいもんまで数基の石仏もあったで。

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向かいの峰に「相輪塔」屹立


せっかくなんで向かいの峰の「相輪塔」にも行ってみっか。(つづく)

※GPS(Foreyrex101;GARMIN)による「寝釈迦」の位置(WGS84)
 N36°36'27.27" E139°21'54.70" (Hight) 1223.15m

【参考文献】
 高山彦九郎 『沢入道能記』(1782) : 「高山彦九郎全集」より
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by dr_suzuki | 2012-05-21 21:56 | 東毛(+両毛)漫遊 | Trackback | Comments(6)
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Commented by おえかき at 2012-05-22 08:04 x
ひさしぶりです。。
これ。。行ってみようと おもっていたんです。
でも 年寄りだから 無理かな。。
Commented by dr_suzuki at 2012-05-22 08:58
▼おえかきさん
ここまでなら大きな難所もねんで、時間に余裕をみて、ゆっくり行げば行げるんじゃねぇかと。登山口からの実際の標高差は400mかそこらだし。
一番の難所は登山口までの狭めぇ林道かもね。
Commented by ざすっぱ at 2012-05-22 11:12 x
修行僧が江戸時代に彫ったのではと思っていますが、あんな場所でよく彫ったもんですね。相当な精神力が必要です。
Commented by げきさかのぼる at 2012-05-22 20:24 x
先日はありがとうございました。

確かに、ツツジ類がほとんどなかったのは残念でした。
つぎは、やっぱり賽の河原ですかね。

続編に期待。
Commented by dr_suzuki at 2012-05-22 21:02
▼ざすっぱ先生
確かに、あそこに籠って・・・と考えるとすげぇもんがあるなぁ。食料とかどうしてたんだんべか?昔は狼もいたんだろうし、夜はおーか怖かったんべなぁ。
Commented by dr_suzuki at 2012-05-22 21:03
▼げきさかさん
いろいろお世話になりました。
来年は腰を万全にして、ぜひ賽の河原へ。


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