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2011年 12月 17日
青麻神社 (邑楽郡大泉町吉田)
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青麻神社 (邑楽郡大泉町吉田)
 
 図書館でめっけた文献で青面金剛があるってゆうんで大泉町吉田の青麻神社に行ってみたで・・・まず白状すっと、なんて読むんかわかんなかったぃ。「あおそじんじゃ」って読むらしいんさね。(地図サイトによっては「青麻三光宮」って書いてあるんさね。オレの車のカーナビもそうだったぃね)

 まずは由緒書が鳥居の脇にあったんで、みてもらうんべぇか。
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 脳卒中は、中気とか中風と呼ばれてて、中気の『気』は、体の内部環境のようなもので、中気は、気が当たって倒れる病とされてたんさね。(同じような言葉の用法として『毒』に当たれば「中毒」ってことさね)今でも年寄りは良く「中気」や「中風」って言葉を使うんだよよねー。(群馬だけじゃなくって全国的にだで) 今風に言えば、脳血管障害の後遺症である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺などを指す言葉っつーことかね。

 まぁ脳卒中は今の時代でも早期治療をしなくっちゃダメだけんど、この神社の田沼源内清房は快癒したってことは症状が軽かったんかねぇ。まぁ医学が発達してなかった時代には、突然発症する中風は今以上に怖ぇ病気だったんだんべなぁ。

 境内には大泉町最古の庚申塔(寛文9年:1670;大泉町指定重要民俗資料)はじめ、レアな石仏多数さね。享保元年の青面金剛が今回の目的だったんだけんど。
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境内の珍しい庚申塔
左より享保元年(1716)/年代不明/寛文9年(1670)


青麻神社 (ちず丸リンク)

【参考】 青麻神社 (宮城にある青麻神社・三光神社の総本社)

 ・・・今度ぁ、東毛の医学系神社仏閣、石仏・祠も蒐集してぐとすっかな。

 最近読んだ本↓ おもしろかったで。

病が語る日本史 (講談社学術文庫)

酒井 シヅ / 講談社



by dr_suzuki | 2011-12-17 16:05 | 東毛(+両毛)漫遊 | Trackback | Comments(0)


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