久宮の桃の花(みどり市笠懸町久宮) すでに初夏のような春の一日。昼休み、ちっと小用で職場から外出。用事の待ち時間を利用して花を見物に笠懸・久宮(くぐう)を散策してみたで。
久宮の区民広場には桜が満開。道を挟んで南っ側の果樹園には、ピンクの桃の花がいっぺぇ咲いてるんさね。
久宮地区は、昔っから桃や柿などの果樹栽培が盛んなところさね。その昔、久宮は大間々扇状地の中央に位置してるんで、おーか水に乏しくって「お嫁に行くなら久宮はおよし、田無し、米無し、井戸深し」ともゆわれてたんだそうだぃね。・・・今はアパートや住宅もいっぺぇ建って、昔とはなっから違がぁみてぇだけんどね。
桃の花は中国だといっぺぇ詩歌に詠まれてたりすっけど、日本は桜や梅から比べっと今ひとつ人気ねぇやぃなぁ。これはこれでキレイだと思うんだけんど。・・・桃の「実」はオレの大好物なんさねー。
【参考文献】
『鹿田の伝説』 鹿田山周辺の地名と石造物(PDF) (みどり市岩宿博物館)
久宮・区民広場(ちず丸リンク)