2008年 12月 10日
峯街道八王子越 (藪塚湯ノ入⇔廣澤姥澤) ~ 十一面観音と石尊宮の古道を歩く
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イノシシの「わな」/勝負沼/石尊コース・峯街道八王子越スタート!
十一面観音看板/十一面観音他/石尊宮看板
石尊宮石祠/主尾根道の道標/姥沢峠庚申塔

 石切り場跡の入口を過ぎて、更に東に歩を進めると民家の途切れる辺りの木になにやら「お知らせ」と書いた掲示があったんさ。「この周辺にイノシシの「わな」が設置してあります。」見ると「わな」があったぃね。幸いにも?イノシシはかかってなかったで。この辺でもイノシシの被害が甚大なんだんべねぇ。

 そうこうしていると右に「勝負沼」がある。何人かのオジさんたちが(寒みぃんに)じっと釣り糸を垂らしてたぃね。ここで新田軍が北条軍と戦ったという伝説があるらしいだけんど。

 こっから石尊宮への登山道が分岐するんさね。石尊宮への道は、今はハイキングコースにはなってるんだけんど、古来、藪塚湯ノ入から姥沢峠を経て桐生方面へ向かう峠道だったんさね。明治の上野国新田郡村誌の藪塚村の項にはこんな記載があるで。
村ノ東南字湯入ヨリ山上ヲ経テ山田郡ニ出ルノ一路アリ、峯街道八王子越ト云フ、山巓ニ至ル、長十三町険甚シ
 じゃぁこの古道・峯街道八王子越を体験すべく上ってみんべぇや。

 ハイキングコースになってるためなんか、道は踏み固められてて迷うことはねぇ。ちっと上ったところに「十一面観音」の看板あり。どこに?と見っと、向かって左側のちっと高ぇところにあったぃね。

b0004675_2021302.jpg 2体の観音様と石柱。石柱には「青木沢石尊本地 十一面觀卋音」と彫られてらぃね。(右図:読みやしいよう画像に強ぇシャープフィルタをかけてみたで) この辺は青木沢ってゆーんだ。で、奥のほうが十一面観音像らしいんだけんど、この観音様、一体どこが十一面になってるん?と思ってよく見っと・・・

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頭んところに小さな顔が10ついてたで! (十一面観音の解説はWikipediaで!)

 観音様を拝んで更に上へと進む。
 しばらくすっと今度ぁ石尊宮の看板。そばに3つの石祠あり。
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 一番右は屋根だけになってる。中央の祠の左には「寛政」の文字が読める。北金井の雷電宮黒石峠の御寶前も寛政の年号が刻まれてたぃね。寛政のころは、八王子丘陵は石祠などを安置するちょっとしたブームだったんかもしんねぇね。十一面観音像も石尊宮も石材の盛んな時の石工の信仰を集めていたんだんべねぇ。


 更に上ってぐと、まもなく八王子丘陵の主尾根に出られる。前、八王子丘陵西部縦走の時も通った整備されたハイキング道なんで難もねぇ。そのまんま西北へ歩ってぐと、以前見た姥沢峠の庚申塔に出られたぃね。峯街道八王子越を半分踏破完了。


b0004675_19422020.jpg このまんま桐生側に下りてもいいけんど、東毛自然の家に車を停めたままなんで、引きっ返すことにしたで。でも同じコースじゃなくって、来る尾根道の途中「北山古墳 東毛少年自然の家」と書かれた分岐があったんでこっちを辿る。(東毛自然の家のハイキングコースでは「尾根コース」)こちらもよく整備された道。途中分岐があるんだけんど直進しねぇようにロープが張ってある。(直進すっと、このあと崖になってて石切り場に垂直に落ち込んでるんだそうだぃね。あの高さからだと命も落とす危険性があるで。立入禁!)分岐には「鎖場コース」って書いてあったで。鎖場コース?と思って下っていったら、最後の最後が鎖場(右の画像)だったぃね。(子供達の冒険のためにあえて設置してるんだんべなぁ。)


b0004675_21134298.jpg 帰ぇる前に自然の家の東に歩を進め、瀧ノ入の冷鉱泉の源泉を見物。前、茶臼山に行ぐ途中に見たことあるんだけど、配管とかがだいぶ破壊されてたぃね。(人為的なんか、雨のためなんかは不明) 不整合コースの脇から分岐してる道標(画像)からそのまんま道をたどってぐと、なんとか行げるけど、だいぶ路肩も崩落してるんさね。不整合コースに入らねぇで自然の家の東のアスファルトが切れた道を直進して奥に突き当たった立ち入り禁止の看板のところを反対側に渡ったほうがいぃんみて。(足場は泥濘でよくねぇけんど)


 今日は、藪塚の山中を巡って、風雪に耐え、ひっそりと佇む観音様たちを拝むことができたぃね。八王子丘陵の観音様はこの百数年の新田郡の変貌をどう見てたんかな?
 午後から雨の予報。急いでもうひとつの目的地「西山古墳」へいってみんべぇ。 (つづく)
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【上図は、カシミール3Dで国土地理院「ウオッちず」公開データに、GPSのルートデータを読み込んだものを引用。フラッグマークは最初のフラッグマークは十一面観音像(北緯36度22分08秒63,東経139度19分41秒71)、次のフラッグマークは石尊宮(北緯36度22分13秒59,東経139度19分02秒83)。折り返しは姥沢峠。最初の寄り道は北山古墳。自然の家東のフラッグは瀧ノ入冷鉱泉源泉】
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by dr_suzuki | 2008-12-10 20:02 | 東毛(+両毛)漫遊 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 楚巒山楽会代表幹事 at 2008-12-11 10:09 x
姥沢峠から八王子神社に至る道(道ではありませんが)は八王子丘陵西部で一番野趣に富んだ道です。
Commented by dr_suzuki at 2008-12-11 10:38
▼楚巒山楽会代表幹事さん
今回は自然の家に駐車しちゃったんでねー。いつか姥沢峠から八王子神社まで踏破してぇやぃね。
Commented by 楚巒山楽会代表幹事 at 2008-12-20 22:22 x
庚申塔から八王子神社に下る道は完全に整備されていました。道が作られています。野趣は残されていましたが。
Commented by dr_suzuki at 2008-12-20 23:26
▼楚巒山楽会代表幹事さん
そーなんですか!一度完全踏破しなくっちゃ。


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